酵素ダイエットの基礎知識

酵素とは?

酵素は、動物や植物の中で作られるタンパク質の一種です。タンパク質を構成しているのは約20種類のアミノ酸で これらのうち9種類は体内で合成できないもので、食事などにより摂取しなければならない「必須アミノ酸」といわれます。

酵素ダイエットをする際には、このタンパク質の効率的な摂り方を考える必要があります。

酵素は、「代謝酵素」、「消化酵素」、「食物酵素」の3種類に分けられます。

代謝酵素は、吸収された栄養を体中の細胞に届けるサポートをしたり、毒素を汗や尿の中に排出したりして、体の免疫力を高めます。

消化酵素は食べ物を消化分解し、体内に吸収するための酵素です。唾液に含まれていて、でんぷんをブドウ糖に分解する「アミラーゼ」、胃液に含まれるタンパク質をアミノ酸に分解する「プロテアーゼ」、脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解する「リパーゼ」などがあります。

食物酵素というのは、体内で作られる代謝酵素や消化酵素とは異なり、食品の中に含まれています。加熱されていない生の食べ物や発酵食品などに含まれており、食物酵素の含まれた食品を加熱された食品と一緒に食べることで、消化が助けられます。

酵素は熱に弱いため、加熱されていない食品から摂らなければなりません。酵素は体内で作られますが、限界があるようです。そのため、足りない分をほかの食物を取ることにより補う必要があります。


酵素とビタミン&ミネラルの関係


食品を食べるだけでは十分に摂ることのできない、ビタミンやミネラルなどのサプリメントを利用されている方は多いと思いますが、酵素にとってもこれらは重要です。

ビタミンやミネラルは「補酵素」と呼ばれており、酵素を助ける働きがあります。

とくにビタミンB群が重要で、ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える補酵素として、ビタミンB6はアミノ酸やタンパク質の代謝に関わる補酵素として働きます。

ほかには、パントテン酸やビオチンといったものも、糖質、脂質、タンパク質の代謝に関係しています。

酵素が欠けても、ビタミンが欠けても働きが悪くなるということですね。

また、ミネラルは、カルシウム、リン、カリウム、イオウ、ナトリウム、塩素、マグネシウムなどですが、酵素の活性化を助けます。

ミネラルにも、体内では作り出すことのできない16種類の「必須ミネラル」がありますので、積極的に食品から摂らなければなりません。

カルシウムはビタミンD、鉄とビタミンCなど、一緒に摂取することで吸収がよくなります。

サプリメントには、ビタミンとミネラルがセットになったものがありますが、それは以上のような理由からです。

このように、酵素とビタミンとミネラルは密接に関わっているため、ビタミンやミネラルなどのサプリメントを欠かさず飲んだとしても、酵素が不足していれば効果が薄いということになります。

多く含む食品

酵素が入っている食べ物ですが、新鮮な肉や魚、生野菜、果物などに含まれています。

ちなみに、パイナップルやキューイフルーツなどの果物に漬け込むと肉がやわらかくなるのは、酵素の働きです。

また、発酵食品である味噌、納豆、キムチ、ぬか漬け、ヨーグルトなどにも酵素が多く含まれています。

こういった生の食べ物や発酵食品に含まれている酵素のことを「食物酵素」といいます。

ただし、酵素はタンパク質の一種で熱に弱いので、効率よく吸収するには調理しないで食べることですが、肉や魚を生で食べることに抵抗のある人、野菜嫌いの人にとっては、毎日食べ続けるのは難しいかもしれませんね。

また、果物は美味しくて食べやすいですが、糖度が高かったりするので、食べ過ぎると栄養のバランスが悪くなったりします。

酵素ダイエットをしている人が果物を大量に食べるのは、おすすめできるものではありません。

そこで、最近では、酵素を手軽に摂ることのできる「酵素ドリンク」や「酵素サプリメント」が販売されており、種類が増えています。

酵素が多いのは分かっているけど、お刺身や生野菜が苦手だったり、納豆などのニオイがダメ・・・という人は、こういった手軽に酵素が摂れるものを併用されてはいかがでしょうか?